鍼灸院を開業したら何がほしいですか?
- お花?
- 電報?
- それともお金?
どれも嬉しいですよね。
- 先生のブランディング
- 鍼灸院のブランディング
を考えると1番ほしいのは「患者さんの声」です。
鍼灸院の価値を伝えるのは患者さんの声だけです。
目次
患者さんの声の効果
いまだに多くの鍼灸師が考える間違い。
それは技術力があれば成功する。
こんな幻想をいだいたまま日々技術系の書籍を買いあさり、セミナーに参加して、毎日古典を読む勉強をしている。
鍼灸師としては凄い先生になれるでしょう。
しかし、鍼灸院の院長としてはダメダメです。
なぜだかわかりますか?
見込み患者さんは先生の技術力の凄さをまったく感じ取れません。
逆に凄いことばかり書いてあるホームページをみて「うさんくさい」と感じるかもしれません。
信頼してもらうには「患者さんの声」が1番効果的です。
統計データより患者さんの声が心を動かす
鍼灸師ならみなさん一度は見たことがある
WHO(世界保健機関)において鍼灸療法の適応とされた疾患
神経系疾患
◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患
関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
たまにこのリストをホームページにそのまま掲載している鍼灸院もありますが「誰に」向けて発信しているか考えていますか?
マーケティングの基礎でもあるペルソナの視点から考えても的が外れています。
過去ブログ
見込み患者さんはこのリストを観て「予約しよう」と思う人はいないでしょう。
さらにはこんな意見もあります。
ネット上や鍼灸関連パンフレットでは、しばしば「WHOが認めた鍼の適応症」のリストなるものを見かけます。鍼灸学校の教科書にも「WHOの見解」としてこのリストが載っています。しかし実は「WHOが認めた適応症」という表現は正しくありません。
http://mumsaic.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1409896618
こういう一見権威性があるデータが示す情報は説得力があるような気がしますが、記憶に残りません。
「ふ~ん、鍼灸ってこんな事もできるんだ」
せめてこれくらいの感想しか残らないでしょう。
それよりも自分と同じ症状・境遇の人の体験談はインパクト大です。
だからこそ、見込み患者さんの心を動かすためには「患者さんの声」をできるだけ集めることが鍼灸院の成功を後押しします。
患者さんの声のウソはいけません
当たり前です。
患者さんの声をホームページに載せることで、鍼灸院の価値や信頼性をアップします。
同じ腰痛で悩んでいた人の感想は、自分自身と重なります。
そして重要な未来の自分を想像することができます。
しかし怪しい患者さんの感想があるのも事実です。
治療院関係の口コミサイトで、☆の平均が5点満点中5点という治療院があります。
これって一般の人ってどう思うのでしょうか?
患者さんの声で効果的なもの
基本的には質より量を集めます。
質:動画で顔出しでの感想。が最高でしょう。
しかし、それより手書きでの感想。
- 「よくなりました。」
- 「オススメです。」
- 「ありがとうございます。」
こういうものでも量があれば良いです。
だけどもっと具体的な感想がほしいですよね。
具体的な患者さんの声をもらう方法
患者さんに書いていただく用紙をアンケート形式にします。
- どんなことで悩んでいましたか?
- 何がきっかけで当治療院を知りましたか?
- すぐに来院しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
- 何が決め手となって予約しましたか?
- 実際に施術を受けてみてどうでしたか?
- その他コメントがありましたらお願いします。
詳しくはA4一枚アンケートという書籍に書いています。
良著です。オススメします。
このアンケートを利用すると、治療院戦略にも使えます。
とても良く出来たアンケートです。
患者さんの声をもらったら用紙をスキャンして紙もしっかりホームページに載せてください。
テキストだけだと信頼性が低下します。
患者さんの声に関するまとめ
鍼灸院の価値を伝えるのは患者さんの声だけです。
信頼してもらうには「患者さんの声」が1番効果的です。
WHO(世界保健機関)において鍼灸療法の適応とされた疾患を観て「予約しよう」と思う人はいないでしょう。
自分と同じ症状・境遇の人の体験談はインパクト大です。
見込み患者さんの心を動かすためには「患者さんの声」をできるだけ集めることが鍼灸院の成功を後押しします。
同じ腰痛で悩んでいた人の感想は、自分自身と重なります。
そして重要な未来の自分を想像することができます。
患者さんの声で効果的なものは、質より量を集めます。
具体的な患者さんの声をもらう方法
- どんなことで悩んでいましたか?
- 何がきっかけで当治療院を知りましたか?
- すぐに来院しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
- 何が決め手となって予約しましたか?
- 実際に施術を受けてみてどうでしたか?
- その他コメントがありましたらお願いします。