鍼灸師の年収は341万円。鍼灸で食べていく為の課題と近未来予測

灸師の年収っていくら?

興味があって調べているあなたは、鍼灸師になろうか悩んでいますか? もし、お金にフォーカスしているなら、止めておくほうがよいかもしれません。

タイトルにもあるように平均的な鍼灸師の年収は341万円。ひとり暮らしだと生活していくのも厳しいですよね。結婚したい人も共働きならまだよいかもしれませんが、厳しいですね。

暗い話ばかりじゃダメなので、鍼灸師でも年収1000万になれるカラクリをお伝えしますね。

はり師・きゅう師の収入はいかほどでしょうか?

  • 年収341万円
  • 月収24万円

が平均のようです。

マッサージ・ハリ・灸師の平均年収・月収2014~2015|はたらいく

画像引用:はたらいく

はり師・きゅう師だけで計算するともう少し安くなるはずです。

(マッサージ師は保険や往診を利用する場合、鍼灸資格のみの人より年収は高いです。)

当然安く感じますよね。

最低3年間養成機関に通学して、死ぬ気で国家試験をクリアしてはり師・きゅう師にやっとなれたのに・・・。

国家資格なのに・・・。

 

学費や書籍代・研修代などを考えるとペイできずに諦めてペーパー鍼灸師になってしまう方もいます。

しかも、同じ国家資格である柔道整復師と比べると月収で2~4万くらいは安いです。

厚生労働省のサイトより

整骨院や接骨院で骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉ばなれを含む。)の施術を受けた場合に保険の対象になります。

基本的に急性期・亜急性は保険を使えます。保険が使える資格のため優遇されるのでしょう。

最近は不正請求が問題になっていますが……

ご存知のとおり、鍼灸師でも保険を使えます。

主として神経痛、リウマチ、頸(けい)腕(わん)症候群、五十肩、腰痛症及び頸(けい)椎(つい)捻挫後遺症等の慢性的な疼痛を主症とする疾患の治療を受けたときに保険の対象となります。

治療を受けるにあたって、保険が使えるのは、あらかじめ医師の発行した同意書又は診断書が必要です。
保険医療機関(病院、診療所など)で同じ対象疾患の治療を受けている間は、はり・きゅう施術を受けても保険の対象にはなりません。

引用:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/jyuudou/

  • 同意書が必要だったりと手続きが面倒。
  • 医師が同意書を書いてくれない。

患者さんや鍼灸師も手間になるので、保険を利用しない治療院がどんどん増えています。

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-9/

 

しかし、

  • ハリは痛そう。
  • 治療法が鍼灸師によって違う。
  • 肩こりとかメンテナンスなどは整体や駅前のマッサージ店で十分。

一般の方は手軽な整体にどんどん流れているでしょう。

 

鍼灸師でも年商1000万は可能です

治療院を開業するのが1000万までの近道です。病院や整骨院などに勤務している場合、ほぼ無理でしょう。

※一芸に秀でた治療家なら可能かもしれません。

だけど、週休二日制で、午前4名・午後4名で計算すると

施術代:5000円

1日:40,000円×22日=880,000円

880,000円×12ヶ月=10,560,000円

全然不可能じゃないですよね。もちろんここから経費はひかれます。ただ、やりかたを間違えていると1000万の報酬は得られても「あるもの」を失います。

それは、時間と健康です。

 

鍼灸師が厳しい理由

治療家は、施術をして対価として報酬をいただきます。当然、働けば働くほど報酬もアップします。

だけど、

  • 体を壊します
  • 自由な時間がなくなります

雇われている場合、ほとんどの治療院では終身雇用もないはずです。だから低賃金&将来の不安は大きいでしょう。

働けば報酬は上がる。しかし、体がどんどん疲弊していきます。もどかしいですね。

さらに、開業すれば患者さんが勝手に来院することはほぼありません。集客をおこなう必要があります。

あなたは、治療技術を磨きながら集客もできますか?

ただ、鍼灸師はお金に替えられないものを手にすることができます。

 

鍼灸師のメリット

私も体を壊して、鍼灸師を目指しました。もしかすると、あなたもそうではありませんか?

そうです! 鍼灸師になると自分で健康管理ができるようになります。

多少の無理なら耐えられます。

鍼灸師の場合、治療技術レベルは高くなります。鍼灸の持つ特性を活かして、学生時代でもそれなりに腰痛や肩こりをよくすることができます。

整体やマッサージだと難しいものもです。

さらに柔道整復師だと難しいけど、鍼灸師なら美容業界にも進むことが可能です。もちろんスポーツの分野も可能ですね。

 

鍼灸師資格を最短で取るには

最近は大学でも鍼灸師資格が取れるようになっています。しかし、大学の場合4年間(3年時に受験資格取得可能)必要です。

鍼灸師資格を最短で取得するには、専門学校がオススメです。3年間で受験資格が得られます。

専門学校なら鍼灸師資格の学費免除の学校も

学費免除を実施している専門学校の特徴として、

  • 新設校または、歴史が浅い
  • 社会人入試に積極的

学校の実績作りのために、優秀な生徒さんを集めたい裏があります。学費免除がなくても、学費が安くなっている学校もあります。

鍼灸師の生き残る道と課題

簡単な肩こり腰痛は整体院や駅前マッサージ店に流れていってます。そのため最近では治療ではなく、美容の分野に鍼灸が進出しています。

しかし、このブーム? もいつまで続くかわかりません。

たとえば、ひと昔前には、一般の人も知っていた、耳つぼダイエット。最近はテレビや雑誌で話題になることもなくなりました。(笑)

効果のある人もいたでしょう。しかし、効果の無かった人もたくさんいました。

※私は耳つぼ治療は他の用途には使いますが、ダイエット目的の人には使用しません。

耳つぼダイエット = 生活習慣の指導+サプリメント

こういうものと理解しています。

美容鍼の流行りもいつまで続くかわかりません

こちらもエビテンスが乏しいのでこれからの業界団体のがんばりが必要でしょうね。美容皮膚科の医師はニセ医学とまでおっしゃっています。

私も客観的にみてもそうだろうな。と思っています。

美容鍼で小顔に!!効果と理論が全く意味不明?!真面目な鍼灸師さんもいるのに残念。ニセ医学はここまで来ている。   五本木クリニック   院長ブログ

出典:http://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=14894

 

美容の分野の場合、施術+特別な時間を演出しないとダメです

静かで落ち着いた雰囲気の施術室。南国のコテージにいるような極上のひととき。癒やしの空間づくりに注力しましょう。

ちなみに、小顔メインの治療院のサイトに多い「ビフォー・アフター」の写真は使えなくなりますよ。

 

未来では鍼灸師とひとまとめにされる時代が終わります

鍼灸師とひとまとめにされる時代が終わりつつある気がします。

ビジネスの場合、必ず他の業界団体で起こることが他業種にも起こります。

デパートが合併や閉店になる時代です。

なんでも揃う

より、

専門的な知識と商品を求めて顧客のニーズが変わってきています。

 

歯科医院も、

虫歯や歯周病治療をおこなう歯科医院

と、

審美歯科を専門的におこなう歯科医院

 

2極化していますよね。

 

なんでも食べられる定食屋思考より、振り切った思考(専門性に特化する)が必要になってきています。

 

鍼灸師の年収を上げるのは貧弱な鍼灸団体が力を合わせる必要があると思うのは私だけでしょうか?

 

治療院も、

大きな経営母体がある治療院(フランチャイズ店)

と、

専門特化した治療院

 

2極化していくでしょう。

都心部で起こる現象は、時差はありますが必ず地方でも起こります。開業している先生、開業予定の先生は今一度考えてみましょう。

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