頚椎症の症状を鍼灸治療でどうアプローチする風池天柱、馬鹿の1つ覚えになってない?

頚椎の動き前屈後屈側屈回旋

灸での死亡事故について先日ブログでお伝えしました。

 

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-1554/

 

ある程度の鍼灸理論と人体解剖の知識がなければ「いい加減な仕事」になってしまうとお伝えしました。

 

鍼灸師は解剖学的な知識が乏しい先生が多い印象です。

わたしもそうでした。

鍼灸学校在籍中は解剖生理学は苦手でした。

 

学生さんの多くが安い賃金で「勉強のため」と駅前のマッサージ店でバイトしていたりします。

 

そうすると先輩から「臨床でここの筋肉は◯◯でしっかりほぐす。」

重要な筋肉が自然と理解できていきます。

 

だけど、

わたしは安い賃金で働けるほど生活に余裕が無かったので、セミナーに参加するだけで手一杯でした。

だから、どの筋肉が重要なのか全くわからず国試も苦労しました(汗)

 

鍼灸学生さんに、「駅前のマッサージ屋でバイトしろ」って言ってるワケでは無いですよ。

卒業してからでも遅くないですよ。

 

学生さんに必要な解剖学の知識はお伝えします。

頚椎は過去のブログでも書いてあるようにとても重要で難しい部位です。

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-1370/

https://www.prohari.com/post-1382/

https://www.prohari.com/post-602/


頚椎の動き前屈後屈側屈回旋

頚椎は7個です。たぶん・・

頚椎の3つの動き前屈、後屈、側屈、回旋を理解して鍼灸治療に活かす

頚椎は上部と下部に分けらます。

3つの動きは地球上にいる限り、この3つの動きしかできません。

だから、この3つの動きを解析できれば治療のヒントが相当数アップします。

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-361/

 

頚椎の前屈と後屈の動き

前屈と後屈が後頭環椎関節で生じる主な動きである。

後頭環椎関節をツボで言えば風池や風府辺りですね。

後頭環椎関節

後頭環椎関節

 

刺鍼するときは気を付けましょう。

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-1554/

 

後頭環椎関節は矢状面での運動の15度になっている。

矢状面

矢状面

 

動きは主に環椎上での後頭骨の回転運動によって生じる。

前屈および後屈の約10度は環軸関節で生じる。

完全前屈および完全後屈への動きば下部頚椎によって完了される。

 

臨床でも前屈後屈の動きは診てくださいね。

特に首の痛みを訴える患者さんが来院したら絶対必要です。

激痛過ぎる場合は無理にしないように!

 

下部頚椎の前屈、後屈の動き

下部頚椎の前屈および後屈の大部分はC5~6椎間で生じる。

腕や手がしびれていると訴える患者さんで、レントゲン検査をされた方の多くの方が頚椎5、6番が狭くなっていますね。と言われている印象があります。

負担が生じやすいんでしょうね。

下部頚椎

下部頚椎

下部頚椎の動きは、椎間間節面の向きによって導かれますが、この部分の椎間関節面は前頭面に対して腹側へ45度の角度をなしている。

 

  • この傾斜によって、頭方の頚椎の下関節面が足方の頚椎の上関節面上を頭方および腹側へ滑ることによって前屈が生じる。
  • 後屈は、頭方の関節面が足方の関節面上を足方および背側に滑ることによって生じる。

 

椎間関節の傾斜はまた前屈に伴う頭方の椎骨の前方移動を、また逆に、後屈に伴う頭方の椎骨の後方移動を起こす。

 

前屈後屈に限らず、側屈回旋もですが、臨床の場合、「体幹からの影響」を考えて下さい。

例えば猫背の人の頚椎が綺麗なカーブを描いているとは考えにくいですよね?

猫背の人が真っ直ぐ前を向いた時点で頚椎の後屈をしています。

 

臨床をやっていると頚椎の5番6番より少し上、4番前後に反応がでる場合が多い印象です。

顎関節症などは3、4番辺りにアプローチすることが多いです。

 

 

頚椎の側屈と回旋の動き

側屈の約10度が後頭環椎関節で、5度が環軸関節で生じます。

後頭環椎関節での回旋は無視できるほど微少であるが、環軸関節は左右方向に約50度の回旋が可能である。

 

環軸関節での回旋は、同方向への後頭環椎関節での側屈と連動していると考えられています。

環軸関節での回旋はその終端での環椎の足方への垂直移動を伴う。

環軸関節での回旋は椎骨動脈の血流を制限することがあります

 

首の動きを伴う上部あるいは下部頚椎でアジャストをすると、椎骨動脈閉塞がある患者さんだと嘔吐感、頭痛、めまい、かすみ目などの不調が出てしまう時があります。

 

鍼の施術でも急激な変化が出てしまうと上記の症状が出る可能性があります。

 

好転反応だと説明している人もいるようですが、解剖学の知識があると違うものとわかるハズです。

 

過去ブログ

https://www.prohari.com/post-391/

 

椎骨動脈スクリーンテスト

  1. 患者さんに背臥位になってもらい、患者さんの頭部と頚部を検査台から出す。
  2. 術者は患者の頭をしかりと両手でおさえて、回旋・過伸展を加える。
  3. 患者さんに目を閉じないように指示して、この状態を15秒~60秒保つ。

嘔吐感、頭痛、めまい、かすみ目などが起きたら陽性。

頚椎動脈と頚動脈の狭窄、圧搾を疑う。

椎骨動脈のねじれ

椎骨動脈のねじれ

側屈のための動作のほとんどは下部頚椎で生じる

側屈が過度になることは鈎椎関節によってブロックされる。

 

  • 下部頚椎もまた両側での回旋の約45度をになっている。
  • 下部頚椎の側屈と回旋のほとんどはC5-6椎間で生じる。

 

下部頚椎の側屈と回旋は前屈の場合と同様、椎間関節面の傾斜によって導かれます。

この傾斜によって同方向への側屈と回旋からなる強い連結運動(coupling motion)が発生しています。

側屈と回旋が生じている側の頭方の関節面は足方および背側に滑り、反体側の関節面は頭方および腹側に滑る。

 

このように、下部頚椎での側屈と回旋はお互いに無関係に生じることはありません。

 

頚椎の動きに対するまとめ

完全前屈および完全後屈への動きば下部頚椎によって完了される。

下部頚椎の前屈および後屈の大部分はC5~6椎間で生じる。

首での側屈および回旋運動は、実際には下部頚椎で行われており、この側屈と回旋の連結運動に代償するかたちで上部頚椎は動く。

 

側屈および回旋の可動性の制限はおたがいを拘束し合うことになる。
鍼灸師が回旋あるいは側屈への動きの制限に対して鍼施術を行う場合、施術は連結運動(coupling motion)の増大も産み出しています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ご質問もおまちしています。

 

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