鍼灸治療はもっとシンプルに!過不足よりは巡りを良くすることを考える

鍼灸の得意な分野には、巡りを良くする事があります。

鍼灸師なので、漢方より即効性があると思っています。

巡らすことの重要性をお伝えします。

鍼灸治療は巡りの善し悪しが大切

 

中医学・東洋医学では、量的な過不足よりも巡りの善し悪しを重視しているはずです。

 

  • 何かの物質は機能を維持するために存在しています。
  • 何かの物質が機能に役立つためには、物質が静止することなく全身を巡ることが重要でしょう。

地球も回っているので、気候も変わっていますよね。

雨が降ったり、風が拭いたり

変化があるので、自然の恵みを受けることができます。

 

身体も同じです。常に変化していますよね。

爪も伸びるし、髪も伸びる。

変化があるので、成長していますよね。

 

逆にいうと、巡らない事ばかりしていると、異常が現れます。

長時間の同じ姿勢は、何かの物質が巡らないので痛みに繋がっていきます。

座りっぱなしだと、誰でも腰に痛みを感じてきますよね。

 

身体を巡っている「気・血・津液」

中医学・東洋医学の場合、身体の構成要素は
気・血・津液という概念で考えています。

 

  • 身体は気血津液の順調な巡りによって、維持されています。
  • 身体の色々な機能は、気血津液を順調に巡らせるために働いています。

気血津液は巡ることによって、はじめて身体の役に立ちます。

  • 気が巡らないと気滞となっていくでしょう。
  • 血が巡らないと瘀血になっていくでしょう。
  • 津液が巡らないと重ダルさになっていくでしょう。

学校教育の弊害だと思っているのですが、例えば腰痛ならどうしても腰にクローズアップしてしまいます。
そして、結果的に治療対象が腰回りになってしまいます。

 

しっかり弁証論治をしていても、「標治法だ!」と言って、局所治療も施している先生も多いでしょう。

 

腰痛の場合、他の治療院で鍼やマッサージを受けた経験のある患者さんに聞くと、ほぼ全員腰への鍼やマッサージの施術を受けています。

鍼灸治療は「陰と陽」の調整が目的なので、鍼は1箇所でも「陰と陽」の調整ができれば良いはずです。

 

まっすぐ伸ばすと腰が痛くなる人の場合、どう治療しますか?

前屈に関与する物質が巡らなくなり、前屈のまま固まっている。

または、
まっすぐ伸ばす動作に関与する物質が巡らないために弱くなっている。

 

または、両方の症状がある。

 

筋肉で考えてみると、大腰筋だったり、起立筋や骨盤回りの筋肉の調整になるでしょう。

慢性痛な腰痛の場合、陰の調整が先決です。

前屈に関与する物質の巡りを良くするのが先決です。

 

何より大切なのは、無理をさせない事。

猫背だからと、良い姿勢にしている時点で無理をしています。
止めさせた方が良いです。

 

矛盾が多い東洋医学

シンプルな中医学の考えは重要です。中医学や東洋医学は理論を作り上げるためにだんだん複雑化している印象があります。

 

鍼灸師でも中医学・東洋医学的な治療を採用していない先生はたくさんいると思います。

その理由は、難しい。うさん臭い。矛盾が多い。

色々な理由があるでしょう。

しかし、シンプルな基本理論だけでも採用してみませんか?

施術の幅が広がりますよ。

 


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