鍼灸治療の補瀉について考えよう。呼吸の補瀉

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鍼灸でできるテクニックは色々なものがありますよね。

 

だけどたくさんありすぎてよくわからない。

だから、特に気にしない鍼灸師・鍼灸学生さんもいると思います。

 

結局は、補うか(補法)、抜き取るか(瀉法)この2つに大別できますよね。

 

今回は補瀉法について、考えてみましょう。

 

医学古典は半分は本当で、半分は矛盾点が多く臨床で使えないものと考えています。

 

考察して実践していく中で、治療効果に変化が出てくれば幸いです。

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呼吸の補瀉

呼吸の補瀉については、

棄問・離合真邪論篇・第二十七に、

吸則内鍼.無令氣忤. 靜以久留.無令邪布.吸則轉鍼.以得氣爲故.候呼引鍼.呼盡乃去.大氣皆出.故命曰寫.

「吸気をすれば針を入れて、気を制御し…呼気まで待ち、針を出し、呼気が終ったら抜針し、大気は皆去り、故に瀉と言う」

呼盡内鍼.靜以久留.以氣至爲故.如待所貴.不知日暮.其氣以至.適而自護.候吸引鍼.氣不得出.各在其處.推闔其門.令神氣存.大氣留止.故命曰補.

「呼気が終った後に針を入れ、…吸気まで待ち、針を出し、気が出られず、各々その所在にあり、…大気が残り、故に補と言う」と言っている。

 

病人が吸気の時、針を入れ、呼気の時、針を出すのを瀉法となし、呼気の時、針を入れ、吸気の時、針を出すのを補法となす、と指摘している。

 

≪針灸大成≫は、更に具体的に「補を欲す時、気が出れば、針を入れ、気が入れば針を出す。渕を欲す時、気が入れば、針を入れ、気が出れば、針を出す」と言っている。

 

 

吸の時は息を吸い込む時であり、身体が充実してくる。

呼の時は息を吐く時であり、身体内が空虚となる。

あなたも一度呼吸を大きくしてみてください。

 

身体が充実=硬くなる感じ

身体が空虚=弛緩した感じ

 

いかがですか?感じられると思います。

古くから柔術や他の武道では呼吸を重視しています。

息を吸い込んでいる時は力が入り、息を吐き出した時は力が入らない。

 

相手が息を吐き出した時に、自分は息を充分に吸い込んでいて、技を掛けると必ず勝つと言われています。実験で腕相撲してもわかると思います。

 

なんか、この辺に答えがあるような気がしませんか?

補瀉の目的

 

補瀉法の目的は、邪気の存在を抜き取るか、生気を注入するためでは?

 

邪気がいたら呼吸だけで、増えたり減ったりするイメージはあまり無いのでは?
生気だったら呼吸だけで、増えたり減ったりするイメージがあります。(だけどそれも微々たるものですが。。)
あくまでも個人のイメージです。

 

手技療法から考えてみましょう

手技療法の先生ですごい人はたくさんいます。(私はリスペクトしています。)

 

鍼灸師の先生は、どうしても陰と陽、脈や舌などの状態を重視する方が多く、身体検査が不得意な先生が多いと思います。

 

肩甲骨の左右差をみたり、骨盤の状態を毎回確認していますか?

 

整体の先生方は、身体に現れた現象を的確にとらえて、適切な手技を加えていきます。

 

だけど、

「この箇所にもっと刺激が加われば」

「この箇所をもっと弛緩させることができれば」

など、刺激量の強弱で悩みもあると思います。

 

その辺りは鍼灸師は鍼を使えるので、患部の奥まで刺激を加える事が、意外と簡単にできてしまいます。

手技療法の先生方は、「いかに刺激量をコントロールするか」を考えているのだと思います。

 

身体均整法の黒川先生の書籍には刺激の条件としてこう書いてあります。

刺激の条件(呼吸)

抵抗時・無抵抗時刺激

吸気では体に力が入って抵抗状態にある。
この時に加えた刺激は抑制法(鎮静)となる。

 

呼気では、力が抜けて無抵抗となる。
このときに加えた刺激は鼓舞法(興奮)となる。

かなりわかりやすいと思います。

呼吸の補瀉はテクニックというより、「患者さんの身体の状態を表す」と考えればすっきりするかもしれません。

私も叩打法を利用する時に、患者さんに呼吸を指導する場合がありますが、身体の抵抗・無抵抗状態を作り出せるので便利です。

まとめ

呼吸の補瀉を鍼のテクニック=補瀉法と考えると矛盾がでてきやすい。

 

身体の状態を表すものと考えれば手技の選択や、診断にも役立つかもしれません。

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