鍼灸治療で重要な腎を理解してうつや自律神経失調症の治療に活かす

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前回、腎についての説明をしました。

腎について東洋医学的な考えを鍼灸臨床に活かす!足少陰之筋から考える

肺は水の上源腎は水の下源

腎はcore

腎は生命の根源(生命情報、物質的根源)を凝縮、内臓、生命活動の原動力を提供しています。

腎単独では生命活動を担うことはできない。
成長、年齢変化、生殖、細胞分裂、細胞性免疫などの機能と関連。
骨、歯、耳、脳脊髄などの器官と深く関連。
腎の場所や、経絡を考えると、腰部、下腹部(生殖機能)、下半身に関係。鍼灸臨床ではここが重要ですね。

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腎の特性

base(基底、基礎)、core(芯、中心)、collect(集約、収集、凝縮)、final(最終、最後)といったイメージ

生命は腎から始まり、腎に終わる。
腎は陰の代表:封蔵、凝集、収縮、括約などと関係。

  • 有機体である肉体のbaseは細胞ですよね。
    そう考えると、肉体を基準にして考えると、腎は細胞に相当します。

  • 細胞活動のbaseは細胞核なので、細胞を基準に考えると細胞の腎は細胞核に相当します。

いづれも腎の存在は、生命活動の中心になるのは間違いありません。

そして、基準・視点が大事です。

陰陽理論は暗記をするな!視点や基準を設けて鍼灸治療にも活かす

他の臓(脾・肝・肺・心)も腎の影響は受けています。
すべての陰は腎陰を基にして、すべての陽は腎陽を基としています。

腎と筋肉

下肢の脱力感や腰酸は腎虚の症候ですね。

腎はcoreとなる特性があるので、筋肉で考えると体幹の筋肉(腸腰筋・大腰筋)と関係が深いです。

  1. 腎がしっかりしている人は体幹の筋肉に関係して、脊柱の状態を決定します。
  2. 脊柱の構造的、機能的に安定した状態は脳の活動や末梢神経の流れもよく、内臓の下垂も起きにくいので五臓六腑、陰陽の状態がよくなります。

腎虚の腹症である臍下不仁(おヘソの下あたりに力が無い)もcoreである大腰筋の調整をすると力が入ってくる感じがします。
手技をされている先生ならわかると思います。

鍼灸臨床でよくある呼吸ができていない人

呼吸ができないと肺へのアプローチを考えがちです。

だけど、肺と腎の関係で考えてみましょう。

ファーストチョイスだと、太淵とか肺兪を使おうと思いますよね?

難経四難だと、呼出心與肺.吸入腎與肝.

吐くのは心と肺、吸うのは腎と肝となっています。

肺は雲のイメージ、腎は海や湖

肺は1番高い表面、腎は1番低い深部(base、core)
肺から降り注ぐ雨を受け止めて、腎が蓄えます。そして温めて、水蒸気として循環させていきます。

肺為之水上源,腎為水之下源

肺が外から取り込む「気」も、身体中を巡りながら腎に納められる:腎納気

腎の働きがしっかりしていると気がたくさん取り込まれ、身体も充実しています。

腎の働きが悪くなると、呼吸、特に息を吸うのがつらくなる:腎不納気となってしまいます。

腎不納気とは、息切れ・息苦しい・動くと呼吸が促迫し汗が出る・吸うのが辛い状態です。

臨床でいうと、coreである大腰筋の状態が良くないのに、無理矢理良い姿勢を意識している人は空気が吸えていません。
うつ病や、自律神経失調症の人はよく該当します。

coreである腎を調整すると息苦しさなどが改善されます。

足少陰之筋病症

其病足下転筋、及所過而結者皆痛及転筋。
病在此者、主癇瘛及痙、在外者不能俛、在内者不能仰。
故陽病者、腰反折不能俛、陰病者不能仰。

霊枢:経筋篇

足の裏が引きつり、流注上が痛んだり、こむらがえりを起こす。
癲癇や痙攣が起きやすく、
病が外にある場合、うつむく事ができなくなる。
病が内にある場合、仰向けができなくなる。

病の外、足太陽経筋だと背側の筋肉が異常を起こすとうつむく、前屈ができない。
病の内、足少陰経筋だと内側(大腰筋・腸腰筋)の筋肉が異常を起こすと仰向けになれない。腰の曲がった高齢者、ぎっくり腰で腰が曲がった人は仰向けにはなれません。

在内者不能仰。病が内にある場合、仰向けができなくなる。

深呼吸で考えてみましょう

吐き出す時は、前屈の方がやりやすいですよね?

吸う時は、仰向けに近い動作≒反らす方がやりやすいですよね?

解剖学的な内臓の根本的な機能低下なのか、姿勢などの構造的な異常が機能低下を起こしているのか?

身体のバランスを確認できれば意外と簡単に答えが見つけられますよ。

まとめ

腎はcore

腎は生命の根源(生命情報、物質的根源)を凝縮、内臓、生命活動の原動力を提供しています。

base(基底、基礎)、core(芯、中心)、collect(集約、収集、凝縮)、final(最終、最後)といったイメージ

腎はcoreとなる特性があるので、筋肉で考えると体幹の筋肉(腸腰筋・大腰筋)と関係が深いです。

腎の働きが悪くなると、呼吸、特に行きを吸うのがつらくなる:腎不納気となってしまいます。

臨床でいうと、coreである大腰筋の状態が良くないのに、無理矢理良い姿勢を意識している人は空気が吸えていません。
うつ病や、自律神経失調症の人はよく該当します。

霊枢、経筋篇:在内者不能仰。病が内にある場合、仰向けができなくなる。

吸う時は、仰向けに近い動作≒反らす方がやりやすいですよね?

解剖学的な内臓の根本的な機能低下なのか、姿勢などの構造的な異常が機能低下を起こしているのか?

身体のバランスを確認できれば意外と簡単に答えが見つけられます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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