五色といえば、腎黒肝青心赤脾黄肺白、腎と黒の6つの関係

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五色といえば青肝赤心黄脾白肺黒腎ですね。
鍼灸治療の臨床ではどう活かすと良いでしょうか?

今回は腎と関係がある黒です

五色黒腎

腎は五色だと黒と関係

腎が黒というのは、腎のもつ特性、「封蔵」と合致します。

日常生活でも、経験則から黒色のうける印象は腎の性質と一致しませんか?

五色に関係する黄帝内経

黄帝内経霊枢◆五味第五十六.

肝色青.宜食甘.秔米飯牛肉棗葵皆甘.

心色赤.宜食酸.犬肉麻李韭皆酸.

脾色黄.宜食鹹.大豆豕肉栗藿皆鹹.

肺色白.宜食苦.麥羊肉杏薤皆苦.

腎色黒.宜食辛.黄黍雞肉桃葱皆辛.

黄帝内経素問◆五藏生成論篇第十.

五藏之氣.故色見

青如草茲者死.

黄如枳實者死.

黒如炱者死.

赤如衃血者死.

白如枯骨者死.此五色之見死也.

青如翠羽者生.

赤如雞冠者生.

黄如蟹腹者生.

白如豕膏者生.

黒如烏羽者生.此五色之見生也.

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最近は雑貨や食材でも黒を利用したものは健康に良い、身体に良いという印象が一般的にも普及しています。

例えば黒酢だったり、黒にんにくだったり

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腎が関係する黒色の特徴、全有にして無の色

黒は全ての色をその内に含みます。

こんな経験ありませんか?
絵の具を使う時は、バケツに水を用意しますよね?
たくさん色を使ってバケツで洗っていくとだんだん水が黒色に近づいていきます。

光が存在しない状態が黒であるように、全てを封じ込めてしまうことも黒も呈します。

黒は無の代表ではなく、全てを含む全有の色です。
全てを封じ込めるので、活動のベクトルは全て内向きです。

鍼灸治療の臨床

色だけで考えても黒=腎の重要性がわかります。

腎の重要性を逆相剋という考えてみるのも一案です。

五行=相生相剋の理論が多いが、鍼灸治療の臨床で逆相剋を考えてみる

腎が関係する黒色は極みの色

全てにおいて極まってくると黒になります。

絵の具の色を混ぜていくと黒になります

鍼灸治療の臨床では黒色の極みはどう考える

熱象は黄色や赤色を呈していますね。

しかし甚だしい場合、黒色になります。
舌診で舌苔を見た時、熱象が極まると褐苔や黒苔となります。

そして、

真逆である寒象においても極めていくと黒色。

燥象においても極めていくと黒。

鍼灸治療の臨床では、病的な状態が重篤になると黒を呈してきます。
これは病状(邪気)が腎にまで及んでいることを意味しています。

  • 重篤
  • 生命の存続

に直結する事態です。

問診などして、

  • イカスミパスタを食べていないのに舌が黒い
  • 最近病院へは行っていない

こんな患者さんが来院したら説明して病院へ行ってもらった方が賢明でしょう。

腎が関係する黒色の意義

黒といえば、吸収凝縮、エッセンスの内蔵、高密度、重鎮、安寧といった性質があります。

陰中の陰である黒はすなわち、この世の物質的な側面を示しながら、その物質的存在から全ての陽を生じる根源でもあります。

陽の対極にありながら、陽に一番近い存在となっています。

あらゆるものを内に含んでいくのが黒であり、あらゆるものを外に放散するのは白である。

白は肺ですね。

黒に関係する腎と、白に関係する肺は陰陽の対極として存在しつつ、その両極で通じあって、芯と外郭としてこの世を限局し、この世を存在させている。

生体における黒の発生機序を考える

生体において黒を呈する仕込みの一つにメラニン色素があります。

黒のもつ「全ての精髄を凝縮し全ての根源」という特性は、腎の機能に当てはまります。

五行の関連における腎と黒の関連は理にかなっています。
腎の機能がメラニン細胞の動員を制御して、目的に応じて黒を生体に配分している

メラニン色素とは?

メラニンは人間だけでなく、他の動物、植物、また一部の菌類などに形成される色素で、黒色メラニン(ユーメラニン)と肌色メラニン(フェオメラニン)の2種類があります。黒人・白人・黄色人種で肌の色や髪の色に違いがあるのは、黒色メラニン(ユーメラニン)と肌色メラニン(フェオメラニン)の量が異なるためです。黒色メラニンの量が多いほど、肌や髪の色が黒く濃くなります。加齢によって黒髪が白髪になっていくのは、メラノサイトを生み出す幹細胞の衰えにより、毛根でメラニンが生産されなくなるためだと考えられています。http://www.skincare-univ.com/article/005661/

メラニンの働き
メラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイトによって生成されます。メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメラニンを作り出すのですが、これはメラニン色素を含む表皮細胞でバリア―ゾーンを形成し、肌細胞が紫外線の刺激を受けないようにするためです。こうすることで、紫外線によるDNAの破壊や皮膚癌の発生を、未然に防いでいるのです。つまり、メラニン色素は肌トラブルや病気を防ぐためになくてはならない物質と言えます。http://www.skincare-univ.com/article/005661/

腎のもつ防衛機能に関してもキーワードは黒

腎が黒を誘導する目的は生体防御です。
肺の場合は体表で体外に跳ね返して追い払います。

腎の防御方法は取り込みと凝集を実行している

自己免疫は、腎の防御機能に変調をきたした病態と理解できるしょう。

食作用

単球やマクロファージ、好中球等の細胞が体内(組織内、血液内など)にある程度大きなサイズの異物(細菌、ウイルス、寄生虫)や異常代謝物(ヘモジデリンなど)をエンドサイトーシスによって細胞内へと取り込み、分解する機構のこと。 食作用は異物に対する免疫機構の最前線であり、自然免疫に分類される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E4%BD%9C%E7%94%A8

瘢痕化

瘢痕(はんこん、scar)とは、潰瘍、創傷、梗塞による壊死などによって生じた、様々な器官の組織欠損が、肉芽組織の形成を経て、最終的に緻密な膠原線維や結合組織に置き換わる事で修復された状態。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%98%A2%E7%97%95

線維化

内臓などの組織を構成している結合組織と呼ばれる部分が異常増殖する現象のこと。たとえば、心筋に線維化が生じたときには心臓の働きに異常が起き、呼吸困難や心悸亢進(動悸)などの症状が出ます。また関節リウマチにおける骨の萎縮や変性、肝臓全体の線維化を示す肝硬変の病態なども、結合組織が線維化した例としてよく知られています。
http://www.weblio.jp/content/%E7%B7%9A%E7%B6%AD%E5%8C%96

生体における黒色の発生は、深部における最終最後の防御手段を発動させている状態。

鍼灸治療の臨床において、黒という見た目やキーワードがピックアップされる場合、病状がそれだけ重症であることを意味しています。

腎に関わるので、生命の危機に直結している可能性が高いです。
患者さんに自覚があれば同意の上、施術を進めていけます。

鍼灸治療の臨床で取り扱える「腎」は検査数値に上がらないレベルの腎における異常だと考えています。

数値でわかる「腎」に関しては、手をつけないor説明の上施術をしていく。

どちらかしかありません。

腎は生命体の安定に関与している、水の存在がポイントになる

腎はすべてのものを安定させて保持しています。

生命体が活動するということは、

  • 変化をすること
  • 消費活動をすること

生命活動にはいつも不確定要素がたくさんあります。

それを安定させるのが腎のお仕事です。

腎は生命活動に必要な情報や物質のエッセンス、生命のポテンシャルを内蔵している。
生命活動が過剰に呼び覚ますようなものをできるだけ排除して生命を蔵する。

できるだけ排除したいもの、それは「水」になります。

食べ物の保管で考えてみましょう。

密封、真空
気の動きを止める。活発になると食品の劣化がすすみます。

冷蔵冷凍
食品劣化を遅くしたり、長期保存させる。

乾燥
水を抜くことで長期保存可能。

密封や真空は気の動きを止めていますが、目的は水分が空気に触れないためです。

水の過不足が生命に関係しているのは間違いありません。
それを絶妙に凝集したり、水を出すことを腎が担っています。

最後に

黒は腎に関係するのは理解できましたか?

鍼灸治療の臨床で取り扱いが多い「腰痛」ですが、腎が関係している黒に関係している養生のために黒色の食材をすすめる。

理論的には間違っていません。

しかし、患者さんへの指導をするならば、もっと実践的で有効な手段を指導しましょう。

運動療法だったり、寝具の指導だったり。

鍼灸の先生は引き出しは大きく深いのですが、他の引き出しの数が少ない人が多すぎます。

東洋医学の引き出しは大きく深いのですが、他の引き出し(解剖学・運動学、物理学、心理学)が少ないと思いますよ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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