鍼灸治療の補瀉いろいろ7選、チョットまったその手技ヤバくね

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過去にも何度か鍼灸治療の補瀉法についてお伝えしています。

いろいろありますが、全部正しいのでしょうか?
少し考えてみましょう。

経絡の流れ

経絡の流れはこんなの?

鍼灸治療の補瀉7選

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1.迎随の補瀉

経絡は12経絡がぐるっと周って、全てがつながっていますよね。
その中を気血が流れています。
この経絡の流れの方向によって刺鍼するのが迎随の補瀉です。

迎:迎える意味。経絡の気血の流れに逆らって刺鍼する方法。流れに逆らうので瀉法になると言われています。

随:従うという意味があります。経絡の気血の流れに従って刺鍼する方法です。流れに従うので補法になると言われています。

迎随の補瀉にたいする個人的な感想

鍼灸学校時代は、授業でも指導されていたのでかなり意識していました。
直刺したつもりが気がつけば鍼が傾いている!

それも補法のつもりだったのに迎の方向になっていた。

うわっヤバい。

と思って脈をみてもとくに悪化している感じはありません。

わたしの未熟さ故に鈍感なのかもしれません。。

自分自身に鍼をする時も実験として補瀉と迎随を真逆にしたりします。

とくに体調が悪くなったり、脈が悪くなったコトはありません。

わたしの屈強な体??故に鈍感なのかもしれません。。

わたしは基本直刺です。
ただ、解剖学的な箇所によっては斜刺にします。一応迎随は意識していますけど。

2.提按の補瀉

提は滞り・緩やかの意味で軽く押さえる。

按は圧迫の意味で強く圧迫する。

前揉法・後揉法での揉む時の力の強弱です。

提は軽く揉むものなので補法に応用される。
按は強く揉むもので瀉法に応用される。

提按の補瀉にたいする個人的な感想

軽い強いは患者さんが感じるものです。
ボディビルダーのような筋骨隆々な患者さんに、細身の女性鍼灸師が瀉法のために「按」をしても、患者さんが強く感じなければ補法になるのでしょうか?

屁理屈かもしれませんが、そういうコトなのでは?

取穴のときにいつも均一な力で触っていても、症状や場の状態によって痛いと感じる人もいます。

提按とは違うかもしれませんが、わたしは取穴の時、痛覚の閾値をコントロールするために爪を使って印をつけます。

非常識かもしれませんが、足底に鍼をするときなどは、保冷剤やコールドスプレーで患部を冷やして痛覚をバカにさせてから刺入します。
誰に教わったわけでは無いので試す際は自己責任でお願いします(^^)

3.開闔の補瀉

開闔は抜針後の鍼の痕を揉まずに気を抜くものと、揉んで気が抜けないようにする方法です。

開は抜針の痕に揉まないので瀉法に応用します。
闔は抜針の痕に揉むので補法に応用します。

開闔の補瀉個人的な感想

学生時代は銀鍼の寸6-2番で練習して、抜針後の指の動きまで死ぬ程練習しました。運指の美しさにこだわっていました。

それが今ではどうでしょう。
衛生的なコトを考えてアル綿で抑える程度です。
しかし、不都合はありません。むしろ感染症のリスクも減っているはずです。

気が見えない故に鈍感なのかもしれません。。

4.徐疾・遅速の補瀉

徐は緩やかに刺抜して、刺激を与えないもので補法に応用する。
疾は速やかに刺抜して、刺激を与えるもので瀉法に応用する。

徐疾・遅速の補瀉にたいする個人的な感想

わたし自身補法・瀉法という考えではなく、興奮させるか抑制させるかで考えています。
火針をやる際は、速さをコントロールします。少し留めると刺激量は増えます。緩やかに刺抜することになりますが、衝撃を与えています。

「興奮させるか抑制させるか」で考えると良いかもしれません。

5.細・太の補瀉

針の太さによる補瀉になります。

細いと刺激は弱いので、補法に応用する。
太いと刺激が強いので、瀉法に応用する。

細・太の補瀉にたいする個人的な感想

刺激量の違いがあるので、患者さんの体質や患部に合わせて太さは調整しています。補瀉の違いで選択したコトはありません。

6.深浅の補瀉

深いと刺激量が強いので、瀉法に応用される。
浅いと刺激量が弱いので、補法に応用される。

深浅の補瀉にたいする個人的な感想

天・人・地(上層・中層・下層)と考えて刺入深度を考えています。
刺激量で考えるより、手に感じる場の状態や、邪気や病状に合わせて深度を考えた方が良いでしょう。現代的に考えるならアプローチしたい筋膜の場所ということになるかもしれません。

7.寒熱の補瀉

寒は鍼を冷やして刺鍼する、刺激が強いので瀉法に応用する。
熱は鍼を温めて刺鍼する、刺激が弱いので補法に応用する。

寒熱の補瀉個人的な感想

これを実践している先生はいるのでしょうか?
温度は?

材質は?

灸頭針のコトなんでしょうか?

矛盾が多いのが鍼灸だと感じていますが、寒熱の補瀉は教科書などから削除しても良いのではないでしょうか?
もし、国家試験に出題されてこの問題で受験失敗した学生さんがいたら辛すぎます。

材質の補瀉も教科書から削除しても良いのでは?臨床で金・銀の鍼を使用している先生は鍼灸師の中で何パーセントいるのでしょうか?

最後に

補瀉に関してはある視点からの見方で決まっています。残念ながら学生さんは国家試験のために「暗記」する必要があるでしょう。
しかし、臨床ではほとんど無視していいレベルのものが多い印象です。

自分のスタイルに合わせる。
衛生的な視点から考える。

今の時代、とくに衛生的な部分は重要でしょう。
刺鍼する箇所を直接指で触るのは、医師や看護師が見たら卒倒するようなコトかもしれませんよ。

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