脈診の基礎は平脈から、8つの分類分けで平脈をマスターしよう

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脈診の勉強法でオススメはなんだろう?
鍼灸学校時代はみんなそんなコトを考えています。

脈は主観的な考えが入りやすく客観的に理解し辛い診断方法です。

だから絶対か!!

と、言われたら。

「たぶんそうです。」(汗)

と答えるしかないでしょう。

しかし、臨床には絶対使えます。
脈の知識は色々ある診断のツールの1つ(←これ重要です。)として使えます。

脈診を勉強しよう

脈診を勉強しよう

脈診の基礎知識としての「平脈」は何か?

平脈の理解が深まると脈診がちょっと理解できてきますよ。

病脈はもともと正常な脈(平脈)からの変化ですので、病脈を知るにはまず平脈を知らなければなりません。

病んでいる脈(弦脈や遅脈など)はもともとは正常な脈からの変化なので、脈診の基礎として平脈を勉強しないとダメです。

もし平脈が解らないままだと病脈を探してしまう脈診となりがちです。

問診をしてからや、問診をしながらの脈診だと主訴に当てはめようとする可能性も高まります。

鍼灸治療を重ねて患者さんに平脈が現れて、回復の兆しを呈しているのに解らなければ、次回予約の指導だったり、鍼の刺激量も解らず「適当なはり治療」になってしまいます。

基準の脈がわかるから変化した脈≒病脈

の理解ができます。

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平脈を8つの視点から理解する

  • 不浮不沈:脈の位置が浮でも沈でもない。
  • 三部有脈:寸口部で脈が短くなく長すぎない。
  • 不大不小:脈の太さが太くも細くもない。
  • 不遅不数:脈拍が遅くも速くもない。
  • 柔和有力:脈管が柔和で按じても力がある(柔和とは脈管壁の緊張に過不足がない脈で、これを「神がある」と言ったります。)
  • 従容和緩:脈の流れがゆったりと緩和である(流れが穏やかで渋滞していないことで、これを「胃気がある」と言ったりします。)
  • 節律一致:脈拍が間歇的あるいは規則的に停止しない。
  • 尺脈有根:尺部で沈取しても有力(これを「根がある」という)。尺脈がしっかりしているかどうかはかなり重要です。
平脈とは

平脈とは

平脈は3本の指で診た時に、脈の位置や長さ、太さや速さ、強さ、流れ、脈拍、尺脈の充実度が極端な偏りなく調度良いバランスで脈が触れる状態です。

寸関尺と五臓

寸関尺と五臓

脈の位置(深さ)

不浮不沈に関する脈です。脈が浮いているでも、沈んでいるでもない。

中間位置の脈が正常。

この中間位置をマスターすれば浮脈沈脈が理解できます。

脈の長さ

三部有脈に関係します。
寸部・関部・尺部すべてで拍動が触れる脈が正常脈です。
この三部有脈をマスターすれば

  • 短く感じる脈は短脈。
  • 寸口部を越える脈が長脈と理解できます。

脈の太さ

不大不小の脈です。脈管の大きさを表します。
脈管が太くもなく細くもないのが正常。

  • 太ければ大脈。
  • 細ければ細脈と理解できます。

脈の速さ

不遅不数に関しています。速くもなく、遅くもない脈です。
目安として1分間の脈拍数が70前後になります。
それより遅い(60回以下)それより速い(90回以上)を目安として遅脈数脈が理解できます。

脈の強さ

柔和有力とは脈管が柔らかく力強い脈です。
脈管壁の硬さは弦脈や緊脈に関係。

  • 弦脈は脈管の張力が増しての緊張が特徴。
  • 緊張は脈管の収縮して緊張しているのが特徴。

力強さは有力か無力の脈と関係します。
実脈や虚脈と関係はしてきますが、

  • 実脈は浮中沈どこでも有力。
  • 虚脈は浮中沈どこでも無力。

そのため、実脈虚脈は脈の位置(浮→沈、寸→尺)も関係してくる複合脈と理解できます。

脈の流れ

従容和緩と関係します。

  • スムーズな流れ=滑脈
  • 渋滞した流れ=渋脈の理解ができます。

脈のリズム

節律一致と関係します。
リズム≒脈拍が間歇的または規則的に停止しない脈を指します。
結脈・代脈・促脈の停止する脈が理解できるようになります。
脈のリズムが狂う場合、瘀血と考えて対応しています。

尺部拍動

尺脈有根に関係しています。
尺部の脈が有力・従容和緩・節律一致の複合した脈を指します。これは元気の盛衰と関係のある脈です。腎の強さと関係します。

脈診ってちょっと簡単に思えてきましたか?

教科書をみると一応脈診のことも書いてありますよね。

だけどどれが臨床で良く出現するのか、解らないですね。

基本はシンプルに考える。

教科書や考え方によって違いますが、下の表のように分類分けできます。

基礎的な脈を理解するだけでも臨床力は数段アップしますよ。

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項目 基礎の脈 複合した脈
脈の深さ 浮脈 芤脈(浮大軟中空)・濡脈(浮細軟)・
散脈(浮散無根)・洪脈(浮大)・革脈
(浮弦,中空)

  沈脈 伏脈(沈よりさらに沈)・弱脈(沈細
無力)・牢脈(沈弦有力)
脈の長さ 長脈  
  短脈  
脈の太さ 大脈  
  細脈 微脈(細脈よりもっと細い)
脈の速さ 遅脈 緩脈(緩慢な脈)
  数脈 動脈(短数滑有力)
脈の強さ 緊張(弦・緊)  
  有力脈 実脈(浮中沈すべて有力)
  無力脈 虚脈(浮中沈すべて無力)
脈の流れ

滑脈

 
  渋脈  
脈の流れ 停止する脈 結脈(緩,間歇的に停止)・代脈(規
則的に停止)・促脈(数,間歇的に停止)

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