アナトミー・トレインの浅後線と足太陽経筋はほぼ同じ。鍼灸で使うなら覚えやすいものでいいじゃないか

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足太陽経筋は黄帝内経霊枢、經筋第十三.に記載されていますね。

アナトミー・トレインとは、1990年、イギリスのトム・マイヤーズが提唱しました。体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して、姿勢や動作の安定がどのように得られていくのかを解明する画期的な理論です。
筋肉は単独的な働きをすると考えるのが一般的でしたが、動作や姿勢の保持などの場合、筋肉を複合的にとらえてあたかも電車の線路のように繋がりとして着眼しています。

アナトミー・トレイン浅後線

アナトミー・トレイン浅後線(Superficial Back Line:SBL)

ざっくりいうと身体の後ろ側です。

浅後線(SBL)は前方運動(屈曲)を制限しています。
機能異常では過度の後方運動(進展)を引き起こします。

ルートでいうと

趾骨の足底面

足底腱膜と短趾屈筋

踵骨

腓腹筋・アキレス腱

大腿骨顆

ハムストリング

坐骨結節

仙結節靭帯

仙骨

仙腰筋膜・脊柱起立筋

後頭骨縁

帽状腱膜・頭皮の筋膜

眉弓

文字にするとイメージが湧きにくいです。
イラストで見た方がわかりますね。

アナトミー・トレイン浅後線

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アナトミー・トレイン浅後線を鍼灸治療の臨床で活かす

東洋医学をやっているなら足太陽経筋で説明もできます。
まぁほとんど同じですからね。

足太陽経筋

鍼灸治療で扱う疾患に坐骨神経痛がありますね。

ちょうどアナトミー・トレインの浅後線にもでてくるハムストリング。

ツボでいうと承扶や殷門に該当します。
浅後線にしても、足太陽経筋にしてもイラストでみると縦に走っています。

鍼灸治療の臨床で、足がしびれている人がそのまま真っ直ぐなラインになっていると思いますか?

答えはNOです。

アナトミー・トレインにも記載されていますが、ハムストリングを内側と外側に区別してアプローチする必要があります。

書籍で紹介されているのは、

  • 脛骨が内方に回旋していれば、ハムストリングの内側部(半腱様筋、半膜様筋)の徒手療法かストレッチングが必要。
  • 脛骨が外方に向いていれば、大腿二頭筋(長頭、短頭)の作業が必要。

わたしは同じことを股関節の内外旋で検査してアプローチしています。

坐骨神経痛だと承扶や殷門、秩辺・胞肓などに鍼をするのが教科書的かもしれません。

しかし、

ハムストリングの内側、外側の位置関係や、脛骨の内方回旋、外方回旋が正常にならない限りしびれは取れないでしょう。

だから、承扶や殷門を使ってもほとんど意味がありません。

膝窩あたりから触っていくとハムストリングの内側部と外側部は腱性で、約2.5cm離れているので区別はつきます。
そのまま坐骨結節まで調べていきます。

アナトミー・トレインでいう浅後線も、足太陽経筋にしても抗重力筋として働いています。

そのため、異常を起こす事も多いでしょう。

抗重力筋

(※イラスト、前面の抗重力筋は割愛)

多くの患者さんが他院で鍼を受けたり、マッサージを受けた経験があります。

話を伺うと、アナトミー・トレインの浅後線、足太陽経筋への鍼やマッサージを受けています。

だいたいの場合、

「その時はよかったけど・・・」

と、言っています。

結果として抗重力筋は、「疲れや痛みが出てきやすい場所」ですが、痛みの原因は他にあるはずです。

例えば、足少陰腎経へのアプローチが必要だったり。

関連ブログにも書きましたが、ねじれたタオル理論でいう「ねじれたまま」だと、ハムストリングへの負担は半端ないです。

関連ブログ

鍼灸で膝治療をしたいなら患部は使うな!股関節の内外旋がポイントになってくる

治ったという人もいますが、おそらく家電量販店に行ってマッサージチェアに座っても治るレベルだったのでしょう。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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