刺鍼の手技を考える単刺術,旋撚術,廻旋術,間歇術,置鍼術

記事はお役に立ちましたか?シェアは以下のボタンからどうぞ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

鍼治療は「鍼」を使わないと鍼治療とはいえませんね。

学生時代に「刺さない鍼」「ほとんど刺さない鍼」も経験しましたが、どうしても刺激量が少ない印象です。

今回は「刺鍼」=切皮後の手技についてです。

6788829651_a8c6da0f8e_zDarts | Richard Matthews

 

刺鍼の手技

 
刺鍼の手技は、身体に刺鍼する時の手技で7種類に分類しています。
単刺術・旋撚術・廻旋術・間歇術・屋漏術・置鍼術・皮内針術です。
 
国家試験対策で覚えた先生や、鍼灸学生さんも多いと思いますが、実際に使い分けていますか?
 
スポンサーリンク
レクタングル(大)
<オススメ書籍>

dsp
http://www.directbook.jp/

【ホームページを自分で作る先生へ】
相手の頭の中に入る消費者心理の17原則
買わずにいられなくする41のテクニック
手に取るように相手のことがわかります。

①単刺術

単刺術は、先ず切皮してから徐々に鍼を刺入し、鍼尖が目的の部位まで達した後に、直ちに抜去する方法です。

刺鍼治療に慣れない患者さんや神経が過敏な患者さんのように、最も軽い刺激を行う目的の方法です。

単刺術は臨床で一番利用率が多いでしょう。

中国針を利用している私も単刺は良く使います。

②旋撚術

切皮した後に、鍼を左右に旋撚しながら目的の部位まで刺入した後、鍼を左右に旋撚しながら抜鍼する方法である。軽い刺激を与える方法である。
 
 
単刺より刺激量がアップしています。切皮程度で行う先生もいますね。
 
旋撚は当然ですが左右同じ角度で行う必要があります。
 
90度なら左右に90度旋撚する!そうしないと、線維が絡みつき浅い部位でも抜針困難になります。
 
 
竜頭の関係上、中国針より、和鍼の方がやりやすですね。
 
学生時代の練習では、銀鍼寸6-2番で桐板通しをやっていました。拇指球がつりそうになります。
 

③回旋術

 
鍼を左方、または右方の1方向に回旋しながら剌入し、鍼が目的の部位まで達したら、反対の方向に回旋しながら抜鍼する方法でです。
 
左方に回旋するものは補法で、右方に回旋するのは瀉法と言われています。
 
かなり刺激量が強い手技です。
 
以前にも書きましたが、回転方向による補瀉法には古典や、流派によって違ってくるので効果の違いが出るのか疑問が残ります。
 
脈をみながら刺激量の調整が必要になるでしょう。
 
 
 

④間歇術

 
切皮してから目的の部位まで刺入し、皮下2分位まで抜きあげ、また前の部位まで刺入する。
これを反覆して行う方法です。
この方法は少し強い刺激を与える目的に応用する。
 
どの術もそうですが、患者さんの反応みながら行いましょう。急に響きが出てくる場合もあります。
 
 

⑤屋漏術

 
切皮して目的部位までの3分の1刺して止め、次に3分の1刺して止め、3分の1刺して止める。
 
抜鍼は刺鍼と同じく、3分の1抜鍼して止め、3分の1抜鍼して止め、最後に3分の1で抜鍼し終わる。
これは屋漏術に単刺術を加えた刺鍼法です。少し弱い刺激に応用できる術です。
 
私自身は、刺入して目的部位に到達する前に響きがある場合は、一度止めます。しばらくした後に刺入すると目的部位に到達できます。
 
どれくらいの間隔で行うか、術者の経験が必要かもしれません。
 
 

⑥置鍼術

通常の鍼を目的とする部位まで剌鍼し、数分から数十分位いそのままにして置く方法です。
 
単刺術に続いてよく利用される手技では無いでしょうか?
 
置鍼している間に患者さんが動いたりする場合があるので注意が必要です。
 
私は過去に患者さんがベッドから落ちて鍼が曲がってしまい、全身から汗が吹き出しながら抜針できた経験があります。
 
 
補法で行っているのか、瀉法で行っているのか検討の余地があるでしょう。
 
生体のもつ恒常性によって変わってくるのだと考えていますが、私は抑制刺激(瀉法と言ってもいいかな)として利用しています。
 
いつもお決まりで、うつ伏せで置鍼、仰向けでの置鍼は、技術向上の妨げになっているかもしれません。
 
私はたい焼き療法と呼んでいます。
 
 
 

⑦皮内鍼法

 
皮内鍼を痛みがある部位に横刺して絆創膏で固定し、1日から数日位保持しておく。
 
消毒を完全に行わないと化膿する恐れがあります。
 
鍼の刺激は極軽いものですが、長く保持して置くので、強刺激として鎮静的に作用してきます。
 
鎮痛作用に長けているので、局所に残る痛みに皮内鍼をするとその場で痛みを感じなくなる場合がよくあります。
 
 
先生自身が求める効果は、皮内鍼でなければならないのか、円皮鍼でもいいのか。
検討が必要です。私自身の利用頻度は円皮鍼が多くなります。
 
 

上手く使い分けたり、ミックスしましょう

 
私自身の手技、シンプルスタイル鍼法は切皮後からのテクニックが特徴です。
 
興奮作用(補法)の時は、間歇術や、屋漏術のように少し押しこむ感じで刺入します。
目的部位に到達したら、反時計回りに捻って線維を絡めて、中に押しこむ手技を使います。
 
 
 
抑制作用(瀉法)の時は、単刺術のように目的部位に刺入します。
目的部位に到達したら、時計回りに捻って線維を絡めて、引っ張るように手技を使います。時に置鍼する場合もあります。
 
 
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ぜひ!シェアしてください。
 
質問もおまちしています。

お知らせ

技術も不安、経営はもっと不安な鍼灸師の方へ

技術力アップ&経営力アップメルマガを発行中

ご希望の方は下の画像をクリック!

ぷろはりメルマガ募集正方形1


スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

記事はお役に立ちましたか?シェアは以下のボタンからどうぞ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

ブログの更新情報はこちらで配信中

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です